6月の区議会で大きな争点の一つとなったのは、区立図書館の「指定管理者制度」導入です。
「指定管理者制度」とは、公の施設の管理運営を民間事業者に任せるというものですが、図書館という施設がこの制度が馴染むのかどうかが問題となりました。

新宿区内には、中央図書館の他に8つの地域図書館がありますが、区教育委員会は地域館を3年かけてすべて「指定管理者制度」に移行する計画で、6月の議会ではそのうち、戸山、北新宿、中町の3館の「指定管理者制度」導入が議案として提出されました。

日本共産党区議団は、議案に反対しましたが、沢田あゆみは、文教委員会での質疑と、本会議での反対討論を行いました。内容は、以下のホームページをご覧下さい。

文教委員会での質疑(区議会議事録)

本会議での反対討論(区議会議事録)

8月末~9月初めにかけて、プロポーザルによる事業者選定が行われ、最終選考に残った事業者による公開プレゼンテーションも実施されました。9月12日には選考委員会が指定管理者となる事業者を決定し、最終選考に残った事業者に結果を通知しています。いずれも営利企業であり、今後の図書館運営がどのように行われるか、厳しくチェックしていく必要があります。