新宿区の区長選挙は、11月7日告示、11月14日投票で行われます。前の区長が住民税を滞納していることが発覚して辞職したため、この時期に行われるようになりました。
今回の区長選挙に、日本共産党推薦の革新無所属で、松ヶ谷まさおさんが立候補することを決意され、10月25日に記者会見が行われ、26日には松ヶ谷まさおさんに出馬要請をした団体のみなさんの集会で決意表明もされました。
松ヶ谷まさおさんは、私たちの大先輩議員で、日本共産党の区議会議員を8期31年も務めてきた大ベテランです。歴代3代の区長と渡り合って来た区議会の重鎮で、今の区長より区政のことにはとても詳しく、地元では肉屋の”まっちゃん”と慕われています。
松ヶ谷まさおさんの記者会見の翌日、民主党推薦で立候補すると言われていた山崎泰氏が不出馬表明をする事態となったため(民主党の推薦が得られなくなったという理由)、現職の中山弘子氏と松ヶ谷まさおさんの事実上の一騎打ちとなります。
11月1日には、日本青年会議所主催の公開討論会も行われ、両氏が政策論戦を行いました。そこで特に白熱したのは、保育園の待機児童問題でした。区立戸山第3保育園を今廃園にすべきではないという松ヶ谷さんに対して、中山区長は戸山地域に待機児童は居ないなどと言って廃園の方針を改めて強調しました。公開討論の様子はインターネットでも配信されます。
区長選挙は、11月に行われるようになってから投票率が大変低く、25%ちょっとという水準です。しかし、新宿区の区長を選ぶ大事な選挙で、新宿区は住民も30万人を超えていますが昼間人口も考えると大変大きな街です。いわゆる県庁所在地の自治体でもあります。ぜひ多くの有権者に参加していただきたいものです。