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今日、午前中は「西早稲田9条の会」で戦争体験を聞く会があり、午後は西早稲田にある早稲田大学の大隈講堂で「democracy strikes back~民主主義の逆襲」という安保関連法に反対する集会が行われ、私も地域のみなさんと一緒に参加しました。
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「西早稲田9条の会」では、地域に住む87歳の奥山さんが、千代田区の神田駅から200メートルほどの所に住んでいた時、B29が落とした焼夷弾で家を焼かれた話や、疎開した岡山市にも空襲が来てたくさんの人が亡くなり、川から遺体を引き上げる光景を目の当たりにした話をしてくれました。また、奥山さんが通っているお寺では、「念仏者9条の会」発行のパンフレットが置かれているのだそうで、参加者に配ってくれました。「憲法九条 仏さまの願いです」というパンフレット。神や仏を信じない私も思わず手を合わせたくなるような内容です。
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早稲田大学での集会は、アニメ映画監督の高畑勲さんとアーサー・ビナードさんの対談が、なぜかアメリカ大統領選挙の話で盛り上がり、拍手と笑いに包まれました。

ジャーナリストからの緊急発言として毎日新聞の岸井成格さんが登場した時には割れんばかりの拍手で迎えられました。岸井さんは、次のような訴えをされました。安保関連法について40回特集してきたが、これだけ重大な変更がされようとしている問題なのでやるのは当たり前と思ってきた。それが偏向報道だと攻撃された。国境なき記者団の発表する報道の自由度で、鳩山内閣の時は180の国と地域の中で11位まで上がったが、安倍内閣の2015年は61位、2016年は72位と、発展途上の独裁政治並みになってきた。マスコミは直接圧力を受けていなくても、座談会で与党議員が「最近の○○っていう番組は評判悪いね。」と言うと記者が局に持ちかえり、局はそれを忖度(そんたく=おもんぱかる)するのだと。これを聞いて、マスコミの自粛とか自嘲とかって、自ら手足を縛っていることの恐ろしさを感じました。

集会には、早稲田大学有志の会の呼び掛けで「安保関連法に反対する○○大学の会」というのが17大学から参加され、リレートークが行われました。ひときわ大きな拍手を受けていたのが創価大学・創価女子短期大学の有志の会です。若い学者さんが発言され、学内では安保関連法の事を話題にすることすら許さない圧力があるのだと。しかし、安保関連法は池田大作先生の教えに反するのだそうで、一方の与党の議員の多くが創価大学出身者であり、創価大学における活動が重要なのだとの話に大拍手でした。

私が驚いたのは明星(めいせい)大学です。乙武氏が教員免許を取った大学、って認識位しかなかったのですが、右翼大学と呼ばれているらしく、学園祭になるといつも、自衛隊の装甲車が来て学内に展示されるのだとか。そんな大学でも安保関連法に反対する署名には先生方250人中150人が署名されたそうです。ブラボー!

集会終了後、大隈講堂から高田馬場駅までデモ行進しました。沿道には地元の住民が家から出てきて見ている人も多く、私は知り合いを見つけては手を振ってあいさつしながら、通りかかった知り合いをデモの隊列に引っ張り込みながら、たまたま参加していたママ友と一緒にデモしてお茶して帰りました(^^)/