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今日は、介護保険事業所で働く方々(管理者、ケアマネージャー、看護師、介護福祉士)の集まりに参加させていただき、現場の生の声を聞かせていただきました。

私からは、新宿区が行った「新宿区高齢者の保健と福祉に関する調査報告書」について報告させていただきました。今日は事業所関係の方々だったので、主に事業所調査についてどんな事が浮き彫りになったのかをお話ししました。

事業所の経営状況は、通所・訪問とも厳しいと答えた事業所が多く、訪問型サービスでは76.5%が厳しいと答えています。国は処遇改善加算を行っていますが、昨年度、処遇改善を行った事業所は47.7%で、処遇改善を行った事業所でも63.4%が「従業員にあまり効果はみられなかった」と回答しています。また、今年度から始まった新たな総合事業を取り組むために必要な事では、「事業採算性の検証」と答えた事業所が81%と最も多く、新宿区の総合事業がいかに事業所の経営を困難にしているかがわかる調査結果でした。

参加された方々からは、「要支援者を受け入れていたら赤字になった。」「大手が受けない利用者さんを小さい事業所が受け入れて、経営困難になっている。」「チェックリストだでサービスを受けさせるという国の考えが理解できない。」など、国や行政に対する怒りとともに現場の実情を教えていただきました。

ゴールデンウィークの日曜日にも関わらず、貴重な意見をお聞かせいただいたみなさん、ありがとうございました。