DSC_1480
働くママさん友だちにすすめられて、「本日は、お日柄もよく」を読みました。「政治家のスピーチライターの話で、政権交代した時の自民党とか民主党の事が書いてあって、面白いですよ。政治家の方が読んだら、んな訳ないだろ~って思うかも知れないけど、演説の仕方とか書いてあって…。」と、原田マハという作家の書いたものだと教えてくれました。タイトルは聞いたことがあったのですが、原田マハという作家さんは恥ずかしながら知りませんでしたが、読んでみたら面白い❗

自民党と民主党、電通と博報堂、と思われる設定がされてて、実際に政治の世界で行われていることに近い事が描かれているのは、原田マハさんが取材もきちんとされた上で書かれた作品だからリアリティーがあるのだと思いました。実際に、自民党のネット対策には電通が関わっていて、当初の対策責任者が小池百合子現東京都知事だったということは有名な話。小池百合子さんは都知事選挙の時には物凄く上手い宣伝戦略で勝利したけれど、その後は自らが発した言葉と行動によって支持率は暴落してしまった訳で、そこにはスピーチライターが関わっていなかった?…。

私たちはお金がないし、電通とか博報堂に頼むことはできませんが(以前、電通で働く友だちに、依頼があれば仕事しますよと言われたけど ^^; )、基本的には住民・有権者の方々といかに心で繋がるかが大事なことで、「寄せられた声に心を寄せて政策にし実現していく」ということに心がけていきたいと、この本を読んで改めて思いました。

それにしても、政権交代から今日の顛末まで原田マハさんが続きの小説を書いたらどういう作品になるんだろう?と思いましたね~(^.^)